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グランピング施設開業の進め方 ~運営事例・コンサルティング事例~

この記事では、グランピング施設の開業コンサルティング事例や開業のためのステップについて紹介します。
全国グランピング協会は、現在プロデュース進行中の案件も含めますと、30ヵ所を超える施設開発を経験しています。
国内最多数の施設開発から学んだ「グランピング施設づくりのノウハウ」を分かりやすく解説しますので、開業を検討されている方は参考にしていたただければと思います。

コロナに強いビジネスとしてグランピングに注目が集まる!

2020年2月、多くの人が予測もしなかったコロナウイルスの流行が始まりました。
大型ホテル、ビジネスホテル、旅館など多くの宿泊業態が打撃を受ける中、3密回避イメージが強いグランピングは人気となり、開業を検討する企業様が急増しています。
全国グランピング協会にも、インバウンド需要が蒸発したホテル業界やコロナウイルスの影響を受けやすいカラオケ業界、ウェディング業界、交通インフラ業界の企業様から、「本業を下支えする新規事業にグランピングを検討したい」といったご相談が数多く寄せられています。
2020年夏からスタートしたGoToトラベルキャンペーンの効果もあり、総じてグランピング施設はオフシーズンにも関わらず、順調な運営を続けています。また、従来からBBQ人口は年々増加傾向にある中、今回のコロナウイルスの影響でさらなるアップトレンドに移行しており、グランピングの開業を検討する事業者の数は急増している印象です。

 

行政関係者からも熱い視線を送られるグランピング施設

また、近年、「小さな政府」「民営化」など行政財政改革の流れの一つであるPFI事業も全国各地で増加しそうです。PFIとはprivate・finance・initiative(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)のことで、民間資金等活用推進事業と呼ばれたりもします。
PFIは民間資金の投入が必要という前提がありますが、投資回収に配慮するため、土地の賃貸借契約期間が20年と延長されたり、価格設定や事業ドメインの選定などの面で指定管理者制度と比較すると、事業の自由度が高くなったりと多くの利点があり、近年、成功事例が増えつつある行政改革手法です。
公園活用事業の場合は特にグランピング施設は相性がよいため、PFI事業によるグランピング施設の開業も今後は増加すると考えられます。
実際に全国グランピング協会には、地方創生や地域活性化、行政の有休資産活用にグランピング事業が活用できないかと行政関係者からも多数問合せをいただいています。
2021年春には、九州地区で全国初のPFI事業によるグランピング施設が開業する予定であり、全国グランピング協会グループで開業支援をさせていただいております。

 

2021年最新!グランピングの開業トレンドを予測

まず私共が開業のご相談を受ける8割以上は「ドームテントのグランピング施設を開業したい」といった内容です。
ドームテントの優れた事業性が広く知られるようになり、2018年~2020年にかけて多数のドームテント型グランピング施設の開業に携わった私共にご相談が集中しているのだと感じています。
ドーム型テント以上の商材は今のところ、ほとんどないため、2021年シーズンはドームテント型グランピング施設が全国で多くオープンし、日本国内のグランピング施設の主流になると予測しています。
また、最近は「より快適な施設づくり」を志向する会社様が強く、「温泉露天風呂を個別サイトに設置したい」、「共用のプールを設置したい」、「大人数対応で10mサイズのドームテントを導入したい」など、施設の高品質化と多様化が進んでいる印象です。
コットン生地の廉価版テントで開業を検討される企業様は、今はほとんどありません。
私共もドームテントに匹敵するテントの開発に取り組んでおり、ユーザーに飽きられない多様性をグランピング業界にもたらすことを目指しています。

 

グランピングの開業前に検討すべきこと

まずグランピング施設づくりに欠かせないチェック項目を整理します。

【グランピング施設づくりに欠かせないチェックポイント】
1.物件(土地)の条件を整理する(開発可能な物件か?)
2.競合状況を整理する(集客がしっかりできるか?)
3. 開業までのスケジュールを計画する(ハイシーズンに開業が間に合うか?)

 

1.物件(土地)の条件を整理する(開発可能な物件か?)

土地を見るポイントはいくつかありますが、まず開発可能で、宿泊施設が営業できる場所か否かは最低限チェックが必要です。
まず、「開業不可」の判断になるパターンですが、下記のようなものがあります。

イ. 市街化調整区域(原則、開発不可。例外はあります)
ロ.住専地域など、旅館業不可の用途地域
ハ.インフラ整備が困難
二.都市公園・自然公園に指定されており、開業が難しい土地
ホ.周辺に民家や学校が多く、開業に適さない土地
へ.土砂災害特別警戒区域で、安全が担保できない土地

原則、上記のような条件の土地は回避することが望ましいです。市街化調整区域や用途地域については、特定の条件を満たした場合は、宿泊施設の開業が可能なケースもありますので、より突っ込んだ調査をする価値はあります。
インフラ整備については、上水の引き込み工事がネックになるケースが多くあります。
自然公園については、建蔽率や建物間の離隔規制、樹木伐採許可、緑化規制などにより、事業収支が合わないケースが多いです。都市公園も同様、公園に関係する施設の整備以外は原則認められませんので、まずは都市公園の管理者である自治体との協議から始める必要があります。
また、土地の周辺環境についての配慮も重要で、一部の都道府県では旅館業法許可を得る際に、近隣への住民説明会が必須になっているエリアもあります。夜間の騒音やキャンプファイヤーやBBQの煙の臭いなど、グランピング施設が住居近くに開業することにネガティブな人も多いので、注意が必要です。
また、土砂災害特別警戒区域については、開発工事や建築物に関する整備条件が特別に定められており、事業予算内でクリアすることが難しいケースが多いです。また、お客様の安全を考えると、事業者のモラルとして開業は基本的におすすめできません。

 

2.競合状況を整理する(集客がしっかりできるか?)

グランピングのユーザーは基本的に人口が多いエリアの若者世代やファミリー層が中心となります。人口密集地からの集客がメインとなりますが、対象エリアと自施設の間に強力なライバルがいる場合は、差別化を考えなくてはいけません。
差別化を考えるポイントはハード面(トイレ・シャワー設備・温泉・プール・テントそのもの)とソフト面(食事・インクルーシブサービス・イベントなど)の2つの視点で考えるようにしましょう。
また、さらなる観点として、ペット同伴専用施設や成人専用(子供の入場禁止)、子連れ専用など、ユーザーを絞り込むことで、より差別化要素を際立たせる必要があるか判断をします。私共にご相談いただいた場合では、自施設よりも立地的に有利な場所に強い競合がある場合は、客室数を減らしてでも、ライバルよりも上質な水準を目指すようアドバイスさせていただいております。
逆に良い立地を確保されているケースでは、客室数を増やしていただく方向にお話をさせていただき、ご予算に余裕がある場合は、個別温泉付きやハイイメージがつきやすいプール付きのグランピングサイトをご提案するケースもあります。
私共で開業を進めてきた施設には、プライベートプール付きのドームテントサイト、プライベートドッグラン付きのサイト、プライベートガーデン付きサイト、オリジナルサファリテント、個別温泉付きのドームテントサイト等、国内でも、ほとんど類例のない施設が数多くあり、実際の販売データや集客力を熟知しています。
また、開業場所によってターゲットにするエリアや販売プランの上限額も変わってきますので、その点を収支シミュレーションに反映させることも非常に大切と考えています。

 

3.開業までのスケジュールを計画する(ハイシーズンに開業が間に合うか?)

開業スケジュールの立案については、特に注すべき点が2つあります。
まずは、1つ目はテントの納期です。ドームテントなどのグランピングで採用されるテントの多くは海外製品です。この海外製品を国内に運び込むためには、コンテナ船を利用しますが、このコンテナ船の納期は、ほぼ予定通りにいきません。また、テントの製作も受注生産のケースが大半であり、海外の長期休暇などを考慮しないと、出荷が遅れて、テントが届かず、予定通り開業ができないといったケースも散見されています。大まかなゾーニングを手早く済ませておき、余裕をもって早めにテントを発注しておくことが大切です。
2つ目は土地の開発許可申請です。開発許可申請が必要か否かによって、半年~1年ほど開業時期が変わるケースも多くあります。
特に開業予定地の境界確定に時間がかかるケースなどは、物件を変更した方が良いケースもあります。また、雨水排水対応の側溝工事や土砂流出防止の擁壁工事、雨水処理設備は、土地の条件によっては、かなり高額な費用が必要になることも多々あります。
特に10000㎡を超える大型物件の開発許可申請は、雨水処理のための流量計算も広範囲に渡って必要になり、調整池などの土木工事も必要になります。よって事前協議や申請から許可取得までの時間も相当程度が必要となりますので、可能であれば避けるようにした方が良いでしょう。
また時期的に7月後半の夏休みに開業が間に合うか否かは、とても重要です。全国グランピング協会に参画しているグランピング施設の中には、8月は1サイト当たり300万円~350万円の売上を実現している施設もあります。10サイトのグランピング施設であれば、単月売上3,000万円~3,500万円となります。初期投資をうまく抑えることができたグランピング施設であれば、2シーズン目の8月が終了した13か月~14か月で投資回収ができる可能性もありますので、夏休み前の開業は必達目標にしたいところです。

続いて実際にグランピング施設の開業事例をご紹介していきます。

グランピングの開業事例1 グランドーム京都天橋立

2018年7月に開業したドームテントを用いた本格的なグランピング施設。ドームテント型グランピングの元祖といえるグランピング施設。
トイレ2か所、シャワールーム2か所がフィールド内に設置されており、イニシャルコストをおさえた形で開業。管理棟には天然温泉の時間貸しの露天風呂もあり、冬季の集客も順調に推移しています。
2018年の開業後も2019年、2020年と順調に売上が伸長しており、2020年の年間売上高は2億円以上。開業イニシャルコストは約6,000万円。
投資回収も一巡しており、2021年1月には、ドームテントの天幕を全て交換し、シャワー、トイレも個別サイトに設置するリニューアル工事を実施予定。
キッチンカーのBARサービスや近隣エリアのイチゴ狩り体験などアクティヴィも充実しています。
開業予算をおさえた形でのオープンをお考えの事業者様には、参考にしていただきたいグランピング施設です。

◇施設名 :グランドーム京都天橋立
◇宿泊棟数:ドームテント12棟
◇開業時期:2018年7月
◇所在地 :京都府宮津市

グランピングの開業事例2(開業支援) グランドーム伊勢賢島

三重県の代表的な観光エリアの志摩市賢島エリアに2019年8月に開業。
9000㎡を超える広大な敷地面積にドームテント12基、ベルフォーステント3基が設置されています。開業イニシャルコストは約1.3億円。管理棟は既設のログハウスを有効活用できており、イニシャルコストの圧縮が実現されました。
伊勢エリアは、名古屋エリアのみならず、京阪神からの観光客も多く、広域から集客が可能なロケーションで開業後も順調な運営が続いています。
東海エリア初の本格的なドームテント型グランピング施設ということもあり、テレビ局などメディア取材も多数獲得。東海地区の代表的なグランピング施設として人気を集めています。

◇施設名 :グランドーム伊勢賢島
◇宿泊棟数:ドームテント12棟、ベルフォーステント3棟
◇開業時期:2019年8月
◇所在地 :三重県志摩市

 

グランピングの開業事例3 ファームグランピング京都天橋立

京都府天橋立に2019年6月に開業したグランピング施設。近隣の農園での集客した野菜のBBQやピザづくり体験など、家族連れ向けのアクティビティが充実しているのが特徴。また、国内初の10mの大型ドームテント(サプライズドーム)が7基あり、大人数のグループ向けの集客に強みを発揮。繁忙期の8月は14室ながら、4,000万円以上(税別)の月次売上を達成している関西屈指の人気グランピング施設です。2020年度の年商は2億円(税別)を超えています。
BBQスペースは簡易な建屋が各サイトに設置されており、防寒対応で冬季も高い集客力を実現しています。また、小さい子供連れファミリーをターゲットにしているため、各サイトには、トイレやシャワーが設置されているのも特徴。
初期投資額は2億円(税込:土地取得費を含まず)。

◇施設名 :ファームグランピング京都天橋立
◇宿泊棟数:ドームテント14室(内、10mドームテント7棟)
◇開業時期:2019年6月
◇所在地 :京都府宮津市

 

グランピングの開業事例4(コンサルティング支援) グランピングヴィレッジIBARAKI

茨城県北茨城市に2020年リニューアル開業したグランピング施設。従来はトレーラーハウス5棟のグランピング施設でしたが、2020年10月に新たにドームテント2基を導入。施設名もグランピングヴィレッジIBARAKIに変更。WEBサイトも一新され、従前の売上高を大幅に上回る人気施設となっています。
グランピングヴィレッジIBARAKIでは、併設して温浴施設や飲食施設も運営されており、各施設のオペレーションを多能工的にスタッフが効率よく行うことで、グランピング施設リニューアルが施設全体の大幅な収益改善につながっている好事例です。

◇施設名 :グランピングヴィレッジIBARAKI
◇宿泊棟数:ドームテント2棟、トレーラー5棟
◇開業時期:2020年10月(リニューアルOPEN)
◇所在地 :茨城県北茨城市

 

グランピングの開業事例5(コンサルティング支援) 杓子山ゲートウエイキャンプ

山梨県富士吉田市の富士山ビューが特徴のグランピング施設。傾斜地に位置しているのが特徴で、全てのサイトから迫力のある富士山ビューを楽しむことができます。従来はインバウンドでも人気のグランピング施設でしたが、コロナウイルスの影響もあり、2020年夏からブッキングリゾート株式会社の運営するリゾートグランピングドットコムと強固に連携し、国内旅行客の取り込みに注力しています。
食事提供サービスの充実を図り、ADR(客室単価)のアップを進めつつ、客数増加も達成し、売上高は昨年比で飛躍的な伸び率を記録しています。
入浴設備についても、水質に優れた冷鉱泉の貸切風呂を設置するなど、ロケーション、機能面などバランスのとれたグランピング施設として人気化しています。

◇施設名 :杓子山ゲートウエイキャンプ
◇宿泊棟数:10室
◇開業時期:2019年7月(集客支援は2020年7月~)
◇所在地 :山梨県富士吉田市

 

グランピングの開業事例6 ブルードーム京都天橋立

国内唯一の青いドームテントを採用したグランピング施設。目の前がビーチの好ロケーションに位置しています。2019年開業時に白いデッキに水色のドームテントであったため、冬季の集客力が弱く、2020年10月に塗装工事やドームテントの天幕を交換して、リニューアルオープン。冬季の集客強化に個別の天然温泉風呂も設置されています。また、従来の3棟からスリールームズと名付けられたプライベートプール付きのドームテントが増棟されています。
リニューアル後の売上高は部屋数が3棟から4棟になったこともあり、冬季の予約状況は前年比500%~700%前後で好調に推移しています。

◇施設名 :ブルードーム京都天橋立
◇宿泊棟数:ドームテント4室
◇開業時期:2019年5月(リニューアルOPENは2020年11月)
◇所在地 :京都府宮津市

 

グランピングの開業事例7(開業支援) グランドーム神戸天空

神戸市北区のホテル併設型グランピング施設。神戸三宮から車で20分ほどの立地でありながら、雄大な眺望が楽しめるのが特徴。
2020年8月開業直後から大人気施設となっており、ドームテント8棟は年内ほぼ満室状態となっています。施設オープン後の8月~10月の3ヵ月間の稼働率は97.4%と圧倒的な高稼働を誇っています。
隣接に大型温泉施設があるため、冬季の集客にも強みがあります。また、人口が多い神戸市からのアクセスが良好なため、若者グループや未就学児童を連れたファミリーなどを中心に平日集客に強いことも特徴。

◇施設名 :グランドーム神戸天空
◇宿泊棟数:ドームテント8棟(内、1頭は10mドームテント)
◇開業時期:2020年8月
◇所在地 :兵庫県神戸市北区

 

グランピングの開業事例8(コンサルティング支援) シオサイテラス南紀白浜

和歌山、南紀白浜を代表するグランピング施設。2019年7月に開業。2020年8月にリニューアルOPEN。
2020年8月のリニューアル時には、各サイトのBBQスペースの設置やシャワー室の整備、眺望のとれていないサイトをツインドームサイトへ組み込み、グランピングらしさを演出するファイヤーピットの整備、地産地消のグランピングディナープランの導入などの施策を実施しました。
また、WEB集客についても、ブッキングリゾート株式会社に一括で運営を委託することで、アクセス数や検索順位を大幅に飛躍させ、集客増を実現しています。
リニューアル後の売上高は前年比で数倍の水準に到達しており、人気グランピング施設として認知が進んでいます。

◇施設名 :シオサイテラス南紀白浜
◇宿泊棟数:ドームテント8室(内、2室はダブルドーム)
◇開業時期:2019年7月(リニューアルOPENは2020年8月)
◇所在地 :和歌山県白浜町

 

グランピングの開業事例9 天然温泉&グランピング 瑠璃浜

ヴィラタイプのグランピング施設として、2017年4月に開業。円形のプライベートプール付きヴィラで、開業時はテレビ取材に度々取り上げられた人気グランピング施設です。
開業時点は6棟の施設でしたが、年々増棟することで、現在は12棟で構成されています。2020年度の年間売上高は3億円を超えています。
テント型施設と比較すると、ヴィラ型施設はイニシャルコストが大きくなりますが、富裕層やインバウンドの集客に強みがあります。
また、冬季の集客は、グランピング施設としてではなく、離れ型の温泉旅館のようなイメージを訴求することで、稼働率を高めています。具体的には、京都府北部の冬の代表的な集客コンテンツである松葉ガニや伊根ブリのしゃぶしゃぶなどの部屋食対応が施策となっています。

◇施設名 :天然温泉&グランピング 瑠璃浜
◇宿泊棟数:ヴィラ12棟
◇開業時期:2017年4月
◇所在地 :京都府宮津市

 

グランピングの開業事例10 グランピングヴィレッジHAJIME

2020年7月に開業した関西では最新のグランピング施設。開業後の半年間の売上は1.5億円を超過しており、人気施設となっています。時間貸しの温泉施設4室やプライベートキャンプファイヤー、完全防寒対応のBBQスペースなど秋から冬にかけての集客力を高めるコンテンツをそろえており、2020年11月~12月の月次売上高は2,000万円前後で推移しています。

◇施設名 :グランピングヴィレッジHAJIME
◇宿泊棟数:全15室(ドームテント・コクーンテント・サファリテント)
◇開業時期:2020年7月
◇所在地 :京都府宮津市

 

グランピングの開業事例11 グランドーム滋賀高島

滋賀県高島市に2020年7月に開業したグランピング施設。キャンプ場内にドームテント3基を設置した簡易なグランピング施設。琵琶湖の絶景を満喫できるロケーションということもあり、開業後すぐに人気化しました。2020年8月~10月は、ほぼ満室稼働で推移しており、月商は700万円~800万円の超高収益施設。ドームテントやBBQコンロ備品購入費とデッキ設置工事費は約1,200万円。近隣に同グループのグランピング施設があるため、固定人件費は発生せず、開業後、わずか2ヵ月で初期投資の償却が達成されました。
ホテル・旅館併設型グランピングやキャンプ場リニューアル型のグランピング施設が成功しやすい証左ともいえるグランピング施設です。
2020年11月に営業を一時中断し、2021年3月より近隣土地で新たに7棟のグランピング施設としてリニューアル予定。

◇施設名 :グランドーム滋賀高島
◇宿泊棟数:ドームテント3棟
◇開業時期:2020年7月
◇所在地 :滋賀県高島市

 

グランピング開業支援・コンサルティングについて

以上、11のグランピング施設開業事例をご紹介しました。他にもペット同伴型グランピング施設や1棟のラグジュアリーヴィラタイプなどの開業事例もあります。
ロケーションや土地の条件を総合的に調査、判断しつつグランピングの開業を進める重要性や集客や売上アップに欠かせない機能をどのように盛り込むのかという点で参考にしていただければ、幸いです。
グランピング施設の開業支援につきましては、簡易なご相談や調査業務、アドバイスは無償で対応させていただいております。企業内プレゼンや行政官庁向けのプレゼンで使いやすいユーザーアンケートデータや各グランピング施設の収支事例なども提供可能ですので、開業をご検討の事業者様はお気軽にご相談ください。

 


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