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Glamping Consulting グランピング コンサルティング(企画・開発・集客・運営)

全国グランピング協会の企画・開発コンサルティングサービス

今回は全国グランピング協会のグランピングコンサルティングの考え方や実績を中心にコンサル業者の選び方などをお伝えします。
全国グランピング協会の母体組織は全国最多のグランピング施設の開発・運営実績を持つマリントピアリゾートです。
 

全てやらないといけない環境がフルサポートコンサルを可能にしました!

全国グランピング協会グループでは、現在まで直営・コンサルティングを含め、全国約20ヵ所のグランピング施設の企画・開発に携わってきました。私共のグランピングビジネスの起源は2008年にスタートした会員制ヴィラの運営事業にあります。
現在のバケーションレンタルと類似したヴィラの企画開発&運営事業で得た知見や運営ノウハウがグランピング事業の推進力の源泉であり、当業界では12年の経験があります。

また2018年、国内初の本格的なドームテントグランピング施設であるグランドーム京都天橋立を開発し、ドームテントグランピングの原型を世に送り出しました。
10年以上に渡る運営経験に加え、「プライベートプール付きヴィラ」、「ドームテントグランピング」、「コテージタイプの愛犬同伴型グランピング」など、多彩な事業フォーマットを独自開発し、自分達の手で集客ノウハウを積み上げてきました。
天橋立の所在地で知られる京都・宮津市が我々の本拠地です。
地方の田舎という情報や提携企業に恵まれない環境下、開発デベロッパー・飲食提供・建築業務の一部・行政折衝・客室清掃・WEBマーケティング手法・メディア向け広報活動など事業に関わる全領域で研究開発を推進してきました。
苦労はありましたが、この環境がフルサポートのグランピングコンサルティングを可能とした背景であり、今では逆に恵まれていたと考えるようになりました。

 

多彩な得意分野を持つプロ集団と外部協力体制

現在、全国グランピング協会グループのコンサルティング部門には、グランピング施設の企画開発を担当するチームとWEBマーケティング・集客を担当するチームの2チームがあります。メンバーそれぞれが共通した理念や考え方をベースにしつつ、各々専門領域を持ちながらクライアント企業のサポートを行っています。
財務会計や人事システムに強い元経営コンサルタントやWEBネットワークシステムの専門家、WEBメディア企業の元経営者、高級旅館の急成長を牽引したWEB集客の元責任者など多彩な経歴を持つ人材が在籍しています。

また、直営レストランには、海外の星付きレストランを渡り歩いた優秀な料理人や日本の食材を知り尽くした有名割烹出身者など、食事メニューの開発に欠かせない料理の専門家も多数在籍しています。

さらに提携している専門家には、ローコスト建築に強く行政協議に強い一級建築士の資格を持つ建設会社の社長様や数多くのお洒落な飲食店などをデザイン設計してきたベテランの設計士の先生、都市計画法の対応を柔軟かつスピーディーに進めていただける土木コンサルティング会社様、ローコスト対応していただける造園事業者様の存在もあります。
このように数多くのグランピング開発を手掛けてきた中で、多彩な人材や外部の協力企業様が一体となって開発業務に取り組める体制が自然と構築されました。

このような背景があるからこそ、実務的なコンサルティングを可能としています。

 

グランピングのコンサルティングに必要な要素

続いて、グランピングのコンサルティングに必要な要素について解説したいと思います。
「スキルやノウハウ」と「姿勢・考え方」に分けて話を進めたいと思います。

集客に必要な投資と不必要な投資を判断できるか

まずはスキル部分。グランピングのコンサルティングで最も大切なことは、投資の要・不要を判断できるかということに尽きると感じます。投資の要・不要の判断を行うためには、やはり経験がものを言います。ただ、グランピング施設に勤務経験があるとか、グランピング施設の設計デザイン業務の経験があるという程度では、適格なコンサルティングはできません。

1つの意思決定を企画開発業務と購買業務と集客業務と運営業務の見地から総合的に判断する力量が必要です。要は「この投資は○○○万円するけど、集客に役に立つ?導入すると、ランニングコストにはどの程度影響がある?現場の負担は大丈夫?」この問いかけに具体的に回答できるかという総合力です。
この視点のどれか1つでも欠けてはだめです。初めてグランピング事業にチャレンジしようとされている事業者様には、不安はつきものです。「これでお客様がいらっしゃるだろうか」と不安になり、ついつい過剰投資になってしまうパターンは多いです。逆に会議が盛り上がりすぎて、あれもこれも導入しよう!というパターンもあります。

このようなケースでは、知見やノウハウを持つコンサルタントがリーダーシップを発揮して、適切なアドバイスや選択肢を提示し、施設開発を正しい方向にリードすることが求められます。

 

相談者と同じ方向を向いているか

私共のコンサルティング業務では、「クライアント企業の投資回収が最も早いと思われる提案」を第一にしています。
投資回収を優先する理由は、グランピング施設のテントやデッキなど、一度使用してしまうと価値の棄損が大きく、転売価値がほぼなくなってしまうビジネスだからです。
グランピングのプロデュース業者やコンサル業者を名乗る企業の中には、業界用語いわれるFFE(家具など)の販売で利益を得るビジネスモデルを組んでいる企業もあります。
このようなコンサル業者が提案する提案は、どうしても過大投資になりやすく、相談企業様と同じ方向を向いていない相対の関係となってしまう傾向があります。

また、テントやトレーラーの販売事業者がコンサルティングを行う場合も、どうしても自社商品の導入が最優先となりますので、競合状況や予算に不適な提案になってしまうケースがありますので、注意が必要です。

私どものコンサルティングのスタンスは投資回収を優先的に考えますので、イニシャルコストを基本的に抑える方向の話が中心となります。もちろん、集客やユーザー満足が得られるレベルの投資はお願いするスタンスですが、過剰投資と感じた内容に対しては、はっきりと改善を提言するスタンスです。

また、グランピング施設の開発を考える際にありがちな失敗が、「閑散期対策に時間もお金もかけられていない」というパターンです。企画会議の80%は閑散期対策の話をするくらいがちょうど良いです。夏の集客力は十分なのにプールを設置してみたり、子供用のアスレチックを設置してみたりという投資はある意味、無駄遣いの浪費です。
冬場の集客コンテンツに投資を振り向ける方が効果的ではないかと意見具申できるか否かもコンサルタントの力量が表れる部分です。

 

グランピングコンサルの選び方

続いてコンサルティング会社の選び方について注意点を解説します。

コンサルタントを名乗る業者のバックグラウンドが重要

グランピングは歴史が浅い業界ですので、にわかコンサルタントが多いです。
仕事が欲しい設計士、家具を売りたい家具販売業者、テントやトレーラーを納品したいメーカーや代理店、広告の仕事が欲しい広告代理店など、実際、色々なグランピングコンサル会社があります。中には、良心的で「繁盛グランピング」を企画できているコンサルティング会社もありますが、多くの業者は実力的に不安がぬぐえないのが正直なところです。
お話を進められる場合は、十分、確認してください。
かなり高額なプロデュース料を提案してくるコンサルティング会社もありますので、トラブルに巻き込まれないよう、実績や評判を確認するのは不可欠です。

 

現場を知らないグランピングコンサルタントの弊害

これは実際にあった話ですが、某大手経営コンサルティング会社についてです。
最近、某コンサル会社がグランピング開業のWEBセミナーを頻繁に行っています。
その会社の業務の進め方なので、とやかく言うつもりはありませんが、半年前に、そのコンサルティング会社から「ZOOMで商談をしたい」と申し入れがありました。

私共としては、「業務提携の提案かな?」といった前向きなスタンスで申し入れを受け入れました。
実際の後日のZOOM商談には、私たちは2名の参加に対して、先方は7名~8名。コンサル会社からは、グランピングに関する様々な質問を立て続けに受けるのみで、何ら提案のようなものはありませんでした。単なるノウハウのパクリという行為です。
商談開始直後に先方のスタンスは察知しましたので、核心部分については話をすることはありませんでしたが、仕事の進め方として随分、疑問を感じた次第です。

実際にこのコンサル会社(面談をしたチーム)の評判は、ろくな話を聞きません。
「具体性がなく、一般論ばかりだった」といわれる方が多いです。
他から聞いた話をあたかも自分のノウハウのように語り、専門家を装っているのですから、当然と言えば当然の評価なのでしょう。
このようなスタンスのコンサル会社は最も契約をしてはいけない先です。安くはないコンサル料金を請求され、さらにはコンサル業務終了後、自分たちの商売のために、その情報を他のクライアントで二次活用されてしまうパターンになりますので。

グランピング施設の運営実績&コンサルティング実績

下記は全国グランピング協会で直営しているグランピング施設、またコンサルティングやプロデュース業務、集客支援業務でお世話になっている施設様の事例です。

グランドーム京都天橋立 (全12棟:直営施設)

2018年7月開業。国内初のドームテント型グランピング施設。開業時よりメディアの注目を集め、テレビ取材など多数うけたグランピング施設。全国各地のドームテント施設の元祖というべきグランピング施設。

 

ブルードーム京都天橋立 (全4棟:直営施設)

2019年年4月開業。2019年開業時は3棟のドームテント型グランピング施設でしたが、2020年12月より「スリールームズ(国内初のプライベートプール・天然温泉付きドームグランピング)」を追加して、全4棟で運営中。2020年12月の改装で全棟に天然温泉の半露天風呂を追加し、冬季の集客力を強化。色合いも冬集客を意識して大幅に変更。

 

ドッググランピング京都天橋立(全3棟:直営施設)

2019年4月開業。国内初の犬同伴者専用のグランピング施設。目の前に美しいビーチがあるロケーションに加え、プライベートドッグラン、犬同伴でBBQができる専用スペースが完備されており、1年通して安定した集客を実現。姉妹施設として、2020年7月、滋賀県にドッググランピング滋賀高島が開業。

 

ファームグランピング京都天橋立 (全14棟:直営施設)

2019年4月開業。全14室のドームテント型グランピング施設。直径10mのサプライズドームや6mドーム×2棟のダブルドームなど、大人数収容に対応した設計。総工費は2億円(土地代のぞく)。

 

天然温泉&グランピング瑠璃浜 (全12棟:直営施設)

2017年5月開業。全国初のプライベートプール付きヴィラのグランピング施設。開業時は全6棟でスタートし、年々、増棟して2019年8月より12棟での運営。2021年冬、5棟のヴィラが追加され、全17棟の大型グランピング施設へと成長予定。
2020年度はGOTOキャンペーンの影響もあり、3億円の年商を突破(4月~11月の8か月間)。

 

宮津HARBOR(全2棟:直営施設)

2016年7月開業。オーシャンビューとプライベートプールが特徴のヴィラ。全2棟。
マリーナ併設の宿泊施設であり、釣りやクルージングを楽しめます。夏季集客にめっぽう強く、開業以来、5年間は7月~9月の稼働率はほぼ100%で推移しています。また開業後、4シーズンは全て前年対比で売上が伸長しています。

 

MEZZO ALL SWEET VILLAS (全4棟:直営施設)

2018年5月開業。天橋立駅から徒歩圏の観光エリアに立地。全4棟。天然温泉、露天ジャグジー、プライベートプールを完備したヴィラ。天橋立観光に便利な立地で、幅広い客層から支持をうけています。

 

グランピングヴィレッジHAJI ME (全15棟:直営施設)

2020年7月開業したマリントピア直営施設では最新のグランピング施設。全国初のコクーンテントやサファリテントを採用。全15棟。4室の時間貸しの露天風呂やプライベートキャンプファイア、透明ドームのBARなど1年を通して集客できるコンテンツを完備。2020年12月には、イチゴ狩りができるハウス施設も整備。2020年7月の開業後、6ヵ月で売上高は1.8億円に到達。

 

グランドーム伊勢賢島 (全15棟:プロデュース型)

2019年8月に開業した東海エリア屈指のグランピング施設。
12棟のドームテントと3棟のベルフォーステントのグランピング施設です。東海エリア初の本格的なドームテントとして開業時から多くの注目を集めました。
大阪、京都、名古屋からの集客が可能な好立地で、2020年度の平均月商は約3,000万円に及んでいます。

 

グランドーム神戸天空(全8棟:プロデュース型)

2020年8月開業。
神戸市北区のホテル併設型グランピング施設。神戸三宮から車で20分ほどの立地でありながら、雄大な眺望が楽しめるのが特徴。
2020年8月開業直後から大人気施設となっており、ドームテント8棟は年内ほぼ満室状態となっています。施設オープン後の8月~10月の3ヵ月間の稼働率は97.4%と圧倒的な高稼働を誇っています。
隣接に大型温泉施設があるため、冬季の集客にも強みがあります。また、人口が多い神戸市からのアクセスが良好なため、若者グループや未就学児童を連れたファミリーなどを中心に平日集客に強いことも特徴。

 

シオサイテラス南紀白浜(全8棟:集客支援&コンサルティング)

和歌山、南紀白浜を代表するグランピング施設。2019年7月に開業。2020年8月にリニューアルOPEN。
2020年8月のリニューアル時には、各サイトのBBQスペースの設置やシャワー室の整備、眺望のとれていないサイトをツインドームサイトへ組み込み、グランピングらしさを演出するファイヤーピットの整備、地産地消のグランピングディナープランの導入などの施策を実施しました。
また、WEB集客についても、ブッキングリゾート株式会社に一括で運営を委託することで、アクセス数や検索順位を大幅に飛躍させ、集客増を実現しています。リニューアル後の売上高は前年比で500%~700%の水準に到達しており、人気グランピング施設として認知が進んでいます。

 

杓子山ゲートウエイキャンプ(全10棟:集客支援&コンサルティング)

山梨県富士吉田市の富士山ビューが特徴のグランピング施設。傾斜地に位置しているのが特徴で、全てのサイトから迫力のある富士山ビューを楽しむことができます。従来はインバウンドに偏った集客構造でしたが、コロナウイルスの影響もあり、2020年夏からブッキングリゾート株式会社の運営するリゾートグランピングドットコムと強固に連携し、国内旅行客の取り込みに注力しています。
食事提供サービスの充実を図ることで、ADR(客室単価)のアップを進めつつ、客数増加も達成し、売上高は昨年比で飛躍的な伸び率200%~300%(※棟数増加の影響あり)を記録しています。
入浴設備についても、水質に優れた冷鉱泉の貸切風呂を設置するなど、ロケーション、機能面などバランスのとれたグランピング施設として人気化しています。

 

クリスタルヴィラ南紀白浜(全9棟:集客支援&コンサルティング)

2018年に開業した関西の人気観光エリア、南紀白浜のヴィラ。全9棟。
9棟のうち、3棟はプライベートプール付きのヴィラで、天然温泉の露天風呂も設置されています。
2018年の開業当時はWEBサイト上の告知が不十分で、集客に苦戦。一休などポータルサイトでの集客を試みますが、WEB集客が奏功せず、新規オープン施設にも関わらず、2019年から客室料金の値引きで集客を行い、売上が低迷していました。
2020年より、㈱ブッキングリゾートが運営するリゾートグランピングドットコムに掲載をいただき、露出が飛躍的に向上。ADR(客室単価)の引き上げとWEBアクセス増による集客アップで、2020年8月から前年比200%以上を継続されています。

 

グランピングヴィレッジ茨城(全7棟:集客支援&コンサルティング)

2020年10月従来の5棟のトレーラーにくわえ、ドームテント2棟を追加。
また、㈱ブッキングリゾートが運営するリゾートグランピングドットコムに掲載して集客を強化。前年売上の5倍を上回る伸び率で推移。
施設名称も「トレーラーホテルラブソング」から「グランピングヴィレッジ茨城」に改名。

 

終わりに

2021年度も、20ヵ所~25か所のグランピング施設の開発に携わっていきます。当協会の開業支援にご関心をお持ちいただいた事業者様は、ぜひ、お気軽にお声掛けください。

 


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