この記事にたどりついた方は、おそらく「グランピング+需要」や「グランピング+利用者調査」などの検索キーワードをお調べになられていたかと思います。
また、2021年7月現在ですと、「事業再構築補助金の申請資料」を作成中の方が多いのではないでしょうか?
グランピングは新しい業界ですので、経営関係の書籍や運営マニュアルのような書籍は、ほとんど発刊されていません。
また、WEBサイト上のコンテンツもコンサルティング会社やプロデュース会社からの情報発信がほとんどないため、事業再構築補助金の事業計画書の作成にあたっては、「何を書けばよいか、よく分からない」と感じる事業者様も多いようです。
本記事はグランピング事業への新規参入を会社方針として決定され、事業再構築に臨む事業者様向けに作成いたしました。
下記はグランピング業界に精通していないと特に記載がしにくい需要予測や競合調査の記入事例です。
参考になれば幸いです。(●●●は読みにくく、申し訳ありませんが、機密保持の遵守ということでご容赦頂ければ幸いです。)
※全国グランピング協会では、事業計画書の作成支援も承っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。 (アドバイス業務は無償対応しております。)
競合研究 「●●●●●」
㈱●●●●●より、「●●●●●」が一番の競合になるとのアドバイスを受け、同施設を分析しました。
同施設は本計画施設から距離が近く、●●●●●●から5㎞(自家用車で5分)という位置関係です。
下表は「●●●●●」のドームテント●棟の予約状況(2021年6月30日時点)です。7月、8月は全て満室であり、9月中下旬に多少の空室在庫があるのみといった状況です。●●●●●によれば、「値段が安すぎて、早く満室になりすぎでレベニューコントロールができていない」とのことでした。
ただ、●●●においても、グランピング施設に関する需要が旺盛なことを裏付ける証左かと思います。「●●●に負けない強みが設定できているのか」を検証しました。
上表に記載の通り、顧客がグランピング施設を選ぶ視点の大多数において、弊社グランピング施設に優位性があります。
テントの広さについて
●●●●●の提供データから、グランピングは小グループ(4人~5人)の旅行者が多いことが判明しています。この点で3名定員の●●●●●よりも優位性があります。
また、一般的に、部屋の大きさは広い方が好まれることも自明の理かと思います。
続いて競合調査。計画施設の強みを明確化した上で、調査を行うと効率的です。
(2) 本件施設が持つ競争優位性について
優位性① 「●●●では希少な愛犬同伴対応のグランピング施設である」
●●の「●●●●」や●●の「●●●●」では、ペット対応客室の設定がありますが、●●●エリアの施設は対応していません。特に●●方面のユーザーからは圧倒的に距離が近いペット対応型施設となります。
優位性② 「各種サービスをインクルーシブした特徴的なサービス」
特定サービスのインクルーシブ型グランピング施設は、㈱●●●の運営する●●●●や▲▲▲▲で人気化しています。㈱●●●によると、太っ腹な印象があり、比較的高単価でも予約を獲得できるメリットが大きいとのことです。●●●では、初の本格的インクルーシブ型施設は消費者にインパクトを与えると考えられます。
優位性③ ㈱●●●の冬の集客ノウハウを活用
秋から冬にかけては、㈱●●●では●●●を設置し、●●●で調理するプランを販売しており、人気を集めています。今回の施設では、㈱●●●の提案を受け入れ、●●●を導入する予定です。同社では、「●●●の藁焼き」が特に人気があるとのことで、●●●県産の●●●を活用する計画です。BBQスペースの防寒対策も実施します。
(3) 既存事業の強みを発揮(飲食提供)
㈱●●●と実施した競合施設分析では、「●●●のグランピング施設は食事提供に弱点がある」との結論に至りました。
弊社では、飲食店舗4店を経営しているため、地場食材を使った個性的なメニュー開発が可能です。●●●の食材を研究し、同時に飲食事業の活性化を含めて取り組みを行います。
続いて実際の利用者や利用見込客の調査。アンケート結果です。
●●●が持つポテンシャル 当社では SNS(Twitter)を使ったアンケート調査を関西在住の 1628 名に対して行いました。その結果、全体の 40%が「●●●」が最も関西のリゾート地として思い浮かぶとの結果を得ています。(2021 年 4 月実施)
続いてWEBサイトの検索ボリュームによるエビデンスの例文。
また当社のグランピング情報メディア「グランピング・スタイル」を元に、関西各地の検索表示回数を比較しました。(Google サーチコンソール 2020 年 8 月分)。 「グランピング+〇〇(地名)」の検索表示回数 ・グランピング ●●● 38,598回 、グランピング ●●● 6,756回 ・グランピング ●●● 8,674回 これらの通り、関西のリゾート地●●●の認知度は他を大きく引き離しており、●●●に本施設が立地している事自体 が、大きなアドバンテージになっています。
以上のような具体的なエビデンスを揃えながら、審査員に事業の成功確率の高さや妥当性をアピールしていきます。
事業再構築補助金では、「コロナ禍の影響で売上が減少したこと」、「SWOT分析の結果から、導き出された新規事業への強みの活用」、「デジタル技術の活用」、「新事業を行うことによる既存事業への相乗効果」など、グランピングビジネスに精通していないと、記載が困難な内容をクリアにしていくことが求められています。
また、記載方法や言い回しなど、微妙なニュアンスへの対応も求められます。
事業再構築補助金の申請をお考えの方で、企画作成を進めておられる事業計画の妥当性や、その裏付けとなるエビデンス(データ)に不安や不足をお感じでありましたら、ぜひ、お気軽にお問合せください。
アドバイス業務は弊社では、無償で対応させていただいております。
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