協会理念

2015年から人気となったグランピング

2020年現在、国内には200を超えるグランピング施設が誕生しました。
「人気に便乗して乱立状態だ」という方もありますが、それでも、ホテル5万件、旅館3.8万件、キャンプ場3千件と比較すると、まだまだ小さな数です。
この5年間のホテルの開業件数と比べてもグランピング施設は圧倒的少数です。

グランピング開発に必要な要素

法規制に関する知見やノウハウ

都市計画法・建築基準法・自然公園法・旅館業法など

施設企画に関する知見やノウハウ

施設企画・資材調達・ファイナンスなど

オペレーションに関する知見やノウハウ

運営・集客・サービス開発など

の3つ要素が必要になります。

これらを包括的に網羅する企業や専門家が少ないことが、グランピング施設開発のボトルネックになっています。
特に地方事案が多いグランピングは、当該地域で施設開発や運営ノウハウを持つ人材や事業者を見つけられないケースが大半です。

当協会はグランピング施設の企画開発に関する情報や成功事例を発信し、地方で開業を検討する皆様へのサポートを行うことを一つの運営目的としています。
人口減少で弱体化、衰弱化が進む地方都市は、観光分野の育成が急務です。

我々はグランピングを「地方創生の救世主となる可能性を秘めたビジネス」と捉えており、地方衰退の対応策にグランピングが有効打になると考えています。
ホテル建設よりも投下資本が小さく、地方の真骨頂である“自然を活かす”ことでエリアの魅力向上につながるグランピング。
「日本の四季や自然を体感したい」とする外国人観光客の声は多く、グランピングはインバウンドにおいても大きな可能性を秘めています。

人口減少が進む国内旅行市場の縮小・衰退は誰もが疑う余地のない未来かと思います。
そのような背景の中、突如、出現した大きな可能性を持つビジネス。
“小資本で宿泊機能を整備でき、地方の交流人口増加やインバウンド市場も取り込める可能性を持つ唯一無二の業態”であるグランピング。
全国グランピング協会は、グランピング事業が持つ優位性や可能性を発信していくことで、より多くの企業や事業主の参入を促すことを運営目的としています。

グランピングを切り口にした魅力的施設を増やしていくお手伝いをする。その活動を通じて、日本全国の地方都市における交流人口を増やしていく。
そのことが、地域活性化の一翼を担うことにつながる。
大それた目標ではありますが、本協会はこのような理念のもと、地方活性化、地方創生の一端を担っていくことを目的に設立いたしました。
少しでも多くの皆さんがグランピング事業の可能性や魅力に注目してくださり、その事業の持つ可能性や存在意義に共感いただけるよう、日々、精進し活動を進めてまいります。

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