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グランピングドームテントの販売と導入

昨今のドームテント型グランピング施設の急増を受け、ドームテントの販売業者の参入も相次いでいます。

全国グランピング協会にも、「どの販売業者のドームテントを採用すべきか?」と質問をたくさん頂いております。そこで、今回はドームテント販売業者の特徴や最近の動向をご紹介いたします。

 

ドームテント販売業者に関する基礎知識

ドームテントの販売業者で、多くの実績をあげているのは、中国製ドームテントの輸入代理店です。

あと、わずかなシェアですが、ポーランド製の「F ・domes」というメーカーの商品も流通しています。

もともと、F・domesは我々がWEBサイトで見つけたヨーロッパの事業者であり、その際に輸入代行を依頼した事業者が、その経験を流用し代理店になったという背景があります。

ちなみに、我々は2020年以降、F・domesを採用していません。

「外幕の汚れが落ちにくい」、「断熱性能が低く、冬にクレームをもらいやすい」といったことが理由です。

また、近年は土木事業者が自社の施工能力を活かして、ドームテントの販売に乗り出す事例も登場しています。それらの事業者は営業やマーケティングに長けていないため、導入実績は伸びていませんが、施工まで一括して依頼できる点は魅力です。

 

(中国製ドームテント:画像はグランピングヴィレッジHAJIME)

 

(ポーランド製ドームテント:画像はグランドーム京都天橋立)

 

ドームテント販売のシェア

全国グランピング協会は、国内の有力ドームテント販売業者について、ほぼ全ての事業者からドームテントの購入経験があります。

そのような立場から、どこのドームテント販売業者がおすすめか、セカンドオピニオンとしてアドバイスが可能です。

また、2021年は、私共が企画しているグランピング施設が国内の半数以上の数に達しており、ドームテントにおいても、200基以上の販売実績があります。正確に算出していませんが、国内シェアの60%~70%に相当する数字かと思います。

全国グランピング協会はあくまでグランピングの普及を目的にした社団法人であり、卸売業者ではありませんので、中間マージンもいただいておりません。

 

【国内のグランピング用ドームテントの販売業者一覧】

販売業者 所在エリア 特   徴 価格
A社 関西 土木工事が本業であり、施工が得意な点が特徴。ドームテントは中国製。グランピング施設の施工事例あり。中国人社員ルートによる直接買い付けでコストは安い。関西エリアで2021年にオープンした繁盛グランピング施設を施工した。営業エリアは関西圏で、ドームテントの販売だけの業務は請け負わない。
B社 東海 ポーランド製のドームテントの代理店。膜の汚れが落としにくく、全国グランピング協会プロデュース案件では、近年は採用していない。納期遅れを頻発しており、契約するのであれば、余裕を持ったスケジューリングが不可欠。また、ポーランド製ドームテントは断熱性能が低く、寒冷地や冬場の使用では、クレームをもらうリスクが高いので、注意が必要である。
C社 関西 国内販売実績は複数あり。有名施設(関西・東海)への納品実績があるが、ドームテント販売の実績以上の付加価値は提案していない。外部パーツの取り付けで、雨漏りなどのトラブルがあり、近年の採用実績は少ない。ドームテントは中国製。近年はフランチャイズを標榜の上、特定の不動産物件上にドームテント15基前後のプランを策定し、2億円~3億円前後の契約獲得を目指している。同社は不動産事業の経験がないため、契約する際は、自身で十分な開発規制の調査をする必要がある。
D社 関東 国内販売実績は複数あり。中国製のドームテント。納期遅れや製品の色間違いが多く、トラブルはあるが、現状ではコスト・品質・実績面で最も信頼できるドームテント販売事業者。複数の人気グランピング施設のプラン企画に関わっており、ドームテントに関する法規制にも精通している。近年は、製品改良に伴う価格改定が実施されている。
E社 信州 早い時期から、グランピング用のドームテントを販売しているが、知名度は低い。ジーネスクサスフレームのオリジナル設計によるドームテントの施工。現状は積極的な販売活動は展開していない。
F社 関東 H社の代理店。代理店のため、価格優位性や製品の差別化は期待しづらい。設立されて間もないため、導入実績は乏しい。
G社 関西 C社の主力メンバーが独立して、設立された。建築確認に対応できるドームテントの開発に取り組んでいる。現在は価格的に割高であるが、コストの引き下げに努力しており、今後が期待できる。ドームテントに関する土木事務所の見解は徐々に「建築物」と判断する傾向が強くなっており、いずれ建築確認申請に対応できるドームテントでなければ、グランピング事業を展開できないリスクもあるため、同社の開発動向は注視する必要がある。
H社 東海 ログハウスなどを主力商品に扱う工務店。国産のドームテントを販売している。テント膜のカラーバリエーションや防火規制に対応しやすい。透明のドームテントの取り扱いもある。内幕の値段が高く、コスト的には採用が厳しいケースも多い。
I社 関東 基本的には、Z社の代理店。中国製ドームテント。最近は直営のグランピング施設を展開する構想に動いている。代理店方式であり、価格、商品の優位性はない。
中国人ブローカー 全国各地に存在していると思われる。ドームテントメーカーの正規代理店ではないので、価格が安い点が特徴。品質的には、問題が多いものが大半で、採用には注意が必要。

 

「直営」を志向するドームテント販売業者が増加中

2020年頃から、ドームテント販売業者が自らグランピング施設の経営に乗り出す事例も増加しています。ドームテント販売だけでは、価格競争になってしまうため、提案に付加価値をつけようとの試みのようです。

ただ、現状では、ドームテント販売業者の経営するグランピング施設で人気化している事例は、ほぼ皆無です。

飲食提供ノウハウや集客ノウハウは一朝一夕では、蓄積できないためです。

ドームテント販売業者の中には、直営グランピング施設の実績を誇張し、フランチャイズ契約をせまっている事例もあると聞いています。

運営ノウハウ等、バックグラウンドがしっかりできていないにも関わらず、ロイヤリティ収入を求めるなど、おおよそクライアントの事業成功を親身に考えられているのか疑問の販売業者も存在しますので、ご注意ください。

 

グランピング用ドームテントの施設は全国で66施設になっている

昨今のグランピングブームの中で、とりわけドームテントに注目が集まっています。維持管理のしやすさや快適性、設置コストなど、多くの魅力があるため、2021年6月時点で国内では66ヵ所のドーム型グランピング施設が開発されています。(近日オープンの施設を含む)

全国グランピング協会では、そろそろ飽和状態に近づいていると考えています。

また、「簡単に設置できて儲かりそう」に見えがちなドームテント型グランピング施設ですが、導入に際しては、いくつか注意点があります。

グランピング施設でドームテントを採用している施設は66ヵ所あります。

 

【全国のドームテントを採用しているグランピング施設一覧】※オープン予定含む

グランドーム京都天橋立 京都 34 杓子山ゲートウエイキャンプ 山梨
ファームグランピング天橋立 京都 35 UFUFUヴィレッジ 静岡
グランドーム伊勢賢島 三重 36 那須ハミルの森 栃木
シオサイテラス南紀白浜 和歌山 37 THE FOREST 山梨
グランドーム神戸天空 兵庫 38 星が見の杜 岐阜
グランピングヴィレッジHAJIME 京都 39 GLAMPARK赤沢温泉 栃木
グランエレメント滋賀 滋賀 40 高滝湖グランピングリゾート 千葉
GRAXるり渓 京都 41 HAGAFARM&グランピング 栃木
グランドーム瀬戸内しまなみ 広島 42 WHITE LAMP 山梨
10 グランドーム滋賀高島 滋賀 43 THE BAMBOO FOREST 千葉
11 グランドーム福岡ふくつ 福岡 44 TOWAピュアコテージ 栃木
12 ゆふいんCOMOREBI 大分 45 Nenn NASUKOUGEN 栃木
13 ブルードーム京都天橋立 京都 46 フォレストドーム木曽駒高原 長野
14 グランシア別府鉄輪 大分 47 グランルーク飯綱高原 長野
15 SEA CRUISE グランピング 熊本 48 温泉グランピング シマブルー 群馬
16 AWAJI GLAMPING SAZANAMI 兵庫 49 SORA GLAMPING RESORT 長野
17 こしかの温泉 鹿児島 50 妙義グリーンテラス&ホテル 群馬
18 Glamping resort awaji 兵庫 51 YAMAGATA GLAM 山形
19 立杭テラス 兵庫 52 秋保温泉KOMOREBI 宮城
20 グランオーシャン伊勢 三重 53 GLAMPING BASE encamp 長野
21 牛滝温泉四季まつり 大阪 54 里楽巣 神奈川
22 瀬戸内パレット(下電ホテル) 岡山 55 IN THE PARK 静岡
23 しまなみ海道WAKKA 愛媛 56 FINE GLAMPING 茨城
24 温泉リゾート 風の国 島根 57 NAKADAKI ART VILLAGE 千葉
25 フューチャーリゾート 滋賀 58 伊豆シャボテンヴィレッジ 静岡
26 LAS PARK RESORT 福岡 59 レイワゴルフリゾート 栃木
27 DELUXSアウトドアリゾート 京都 60 井頭温泉チャットパレス 栃木
28 THE FORCE 沖縄 61 下部ホテル 山梨
29 長崎あぐりの丘高原ホテル 長崎 62 PICA FUJIYAMA 山梨
30 まるかりの里 岐阜 63 室蘭グランピング 北海道
31 サントピア岡山総社 岡山 64 北海道アニマルグランピング 北海道
32 SUGOMoRIリゾート 生野高原 兵庫 65 TouTou Garden Glamping Villa 千葉
33 グランピングヴィレッジIBARAKI 茨城 66 Glamping in CAMEL RESORT 千葉

 

【今後、開発予定のドームテントを採用したグランピング施設】

東日本 西日本
千葉富津市グランピング施設(大型) 千葉 16 滋賀グランピング施設(大型) 滋賀
千葉一宮グランピング施設(大型) 千葉 17 京丹後グランピング施設(大型) 京都
千葉鴨川グランピング施設(小型) 千葉 18 大阪グランピング施設(大型) 大阪
茨城土浦グランピング施設(大型) 茨城 19 滋賀グランピング施設(中規模) 滋賀
山中湖グランピング施設(小型) 山梨 20 淡路島グランピング施設(中規模) 兵庫
北杜市グランピング施設(大型) 山梨 21 北摂グランピング施設(大型) 兵庫
千葉館山グランピング施設(中型) 千葉 22 岡山吉備グランピング施設(中型) 岡山
静岡島田グランピング(大型) 静岡 23 下関グランピング施設(大型) 山口
静岡東伊豆グランピング施設(大型) 静岡 24 広島呉市グランピング施設(大型) 広島
10 山梨鳴沢グランピング施設(大型) 山梨 25 広島尾道グランピング施設(中型) 広島
11 茨城大洗グランピング施設(大型) 茨城 26 広島庄原グランピング施設(中型) 広島
12 栃木那須グランピング施設(大型) 栃木 27 広島三原グランピング施設(中型) 広島
13 群馬北軽井沢グランピング施設(中型) 群馬 28 鳥取グランピング施設(中型) 鳥取
14 長野白馬グランピング施設(中型) 長野 29 鳥取グランピング施設(中型) 鳥取
15 岐阜中津川グランピング施設(大型) 岐阜 30 和歌山白浜グランピング(大型) 和歌山

 

2021年7月時点で全国グランピング協会が企画に関わっているグランピング施設だけでも、約30ヵ所あり、早晩、ドームテント型のグランピング施設は国内で100施設以上になるのは、確実な情勢です。

 

また、後発組のドームテント型グランピング施設は、大型化している傾向があり、中途半端な開業計画では、競争に勝てないことも考えられます。

続いて、ドームテントにまつわる各種規制について解説します。

 

用途地域・建築基準法・防火規制

表題の「用途地域」・「建築基準法」・「防火規制」いずれも、設置を検討されている場所に関係してくる規制です。

用途地域

都市計画では、用途地域と呼ばれ、各土地がどのような用途に使われるかを定めたルールが設定されています。土地の用途を制限するルールですので、中には、「宿泊業ができない」用途地域も存在します。具体的にいえば、「市街化調整区域」や「住居専用地域」、「工業地域」では、旅館業の許可が下りません。

近年は、観光分野の活性化のため、市町村が都市計画を見直し、市街化調整区域で宿泊業の許可が下りるケースや、近隣の同意があれば住居専用地域でも営業許可が下りるケースも出てきていますが、大抵は、実施不可の判断となります。

この場合は、そもそも営業許可が下りませんので、ドームテント以前の問題になります。

 

【用途地域と旅館業】

用途地域の種類 概要 旅館業
第一種低層住居専用地域 低層住宅のための地域です。小規模なお店や事務所を兼ねた住宅や、小中学校などが建てられます。(店舗兼用住宅) ×
第二種低層住居専用地域 主に低層住宅のための地域です。小中学校などのほか、150㎡までの一定のお店などが建てられます。 ×
第一種中高層住居専用地域 中高層住宅のための地域です。病院、大学、500㎡までの一定のお店などが建てられます。 ×
第二種中高層住居専用地域 主に中高層住宅のための地域です。病院、大学などのほか、1,500㎡までの一定のお店や事務所など必要な利便施設が建てられます。 ×
第一種住居地域 住居の環境を守るための地域です。3,000㎡までの店舗、事務所、ホテルなどは建てられます。
第二種住居地域 主に住居の環境を守るための地域です。店舗、事務所、ホテル、カラオケボックスなどは建てられます。
準住居地域 道路の沿道において、自動車関連施設などの立地と、これと調和した住居の環境を保護するための地域です。宿泊業は可能です。
近隣商業地域 まわりの住民が日用品の買物などをするための地域です。住宅や店舗のほかに小規模の工場も建てられます。
商業地域 銀行、映画館、飲食店、百貨店などが集まる地域です。
準工業地域 主に軽工業の工場やサービス施設等が立地する地域です。危険性、環境悪化が大きい工場のほかは、ほとんど建てられます。
工業地域 どんな工場でも建てられる地域です。住宅やお店は建てられますが、学校、病院、ホテルなどは建てられません。 ×
工業専用地域 工場のための地域です。どんな工場でも建てられますが、住宅、お店、学校、病院、ホテルなどは建てられません。 ×

 

建築基準法

続いて建築基準法による規制です。相談先は、案件地によりますが、県土木事務所や市町村の土木事務所になります。土木事務所にある建築指導課という部署が窓口になります。

2021年、現在、ドームテントの建築物or非建築物の取り扱い方針において、「建築物」として取り扱うと判断している土木事務所が複数あります。ただ、この見解においても、運用ルールによって変更になる可能性があります。

ドームテントを用いた宿泊施設は、その運用形態において、「建築物」or「非建築物」に判断が分かれるケースが大半です。ほぼ全てのドームテントの販売業者は、この点を正確に理解できていないため、「周辺に設置事例があるから大丈夫」、「天膜がとれるし、地面に固着していないので大丈夫」と安易な回答をクライアントにしています。

建築基準法における「建築物」の概念は、より広く、上記のような単純な話ではありません。実際に建築指導課と協議を行った際、建築物の判定となる場合も多くあります。

 

防火規制

先の建築基準法と絡み、防火規制についても、ドームテントの設置要件は変化します。

防火規制については、「防火」・「準防火」・「22条区域」・「無指定」とゾーン分けがなされています。

規制のレベルによっては、テント膜の仕様を検討する必要があります。ほぼ大半のドームテント販売業者は、この点を理解していませんし、規制の存在すら知らない業者も多いので、注意が必要です。

22条区域以上の規制である場合、ドームテントの膜をJIS規格に準じた不燃対応に変更する必要があり、この場合は、中国製やポーランド製のドームテントでは対応できません。

 

ドームテント販売業者の見積もりについて

まず、上表の販売業者の中には、見積もり提出先によって、大きく価格が変動する販売業者が存在します。設置する場所によって、物流費や施工単価が変化することはやむを得ないと思いますが、ドームテントの販売価格が大きく上下する販売業者には注意が必要です。

また、ドームテントだけでは、グランピングに供する客室は完成しません。テントだけの見積もりで安く見せようとする業者にも注意が必要です。

ドアの設置、カーテン、内幕(インサレーション)、グランドシートについて見積もりに含まれているかの確認や要不要の判断が不可欠です。

 

ドームテントの販売業者における問題点について

まず、大半のドームテント販売業者において「納期遅れ」が常態化しています。

輸入品なので、船便の関係などで、納期遅れが発生する点はやむをえない事情もありますが、海外工場に対するマネジメントができていないのが問題です。

また、複数の国内ドームテント販売業者は、同じ中国の工場を利用しています。各々国内販売業者が受注した情報がシェアされる仕組みもなく、中国など海外工場がキャパを超えて仕事を受けている点も納期遅れの問題を誘発しています。また、中国工場の出荷先は、日本向けだけではありません。世界的にグランピングはブームとなっています。ドバイや韓国、台湾などでもグランピング施設は開業が相次いでいます。

「夏のハイシーズンに営業できなかったグランピング施設の悲惨な事例」もありますので、発注は余裕をもって行ってください。

 

中国の杭州にテント工場が集中している。数十の工場が存在するが、一定品質のドームテントを提供できる工場は片手ほど。

 

ドームテント導入時に、よくある質問

Q1.何メートル(サイズ)のドームテントを採用するべきですか?

全国グランピング協会では、基本的に7m以上のドームテントの採用をおすすめしています。理由は、湯ランピングの利用者が4名以上の小グループが多いためで、5mや6mのドームテントでは、狭すぎるためです。

 

Q2.ドームテントのカラーは何色を採用するべきですか?

基本的には白やベージュがおすすめです。ただ、近年はドームテントを採用するグランピング施設が急増していますので、差別化のために、他の色を採用することも必要かもしれません。また、採用する色によっては、冬季の売上が全くあがらない事例もありますので、ロケーション等も含め、全国グランピング協会までご相談ください。全国グランピング協会では、「ホワイト」、「ベージュ」、「ブルー」、「グリーン」、「イエロー」、「レッド」等の運営施設に関する情報を収集しております。

【ドームテントのカラーバリエーション:国内グランピング施設事例】

 

Q3.ドームテントの販売業者をどのように選ぶべきですか?

法規制に詳しい販売業者を選ぶべきです。ほぼ全ての販売業者が「集客」や「運営」に関する知見がありませんので、全国グランピング協会にご相談いただいた上で販売事業者を決定いただくことをおすすめします。また、粗悪品を取り扱っている業者もありますので、価格だけで選ぶのもリスクが高いです。

 

Q4.ドームテントの価格はどれくらいが目安ですか?

1基あたり、付属品もふくめ200万円前後(7mサイズ:ドア・カーテン・内幕・輸送費を含む)を想定しておく必要があります。逆にこの価格以下で購入する場合は、注意が必要です。中国製の場合は100万円前後の見積もりが出るケースもありますが、品質管理のできていない工場の生産品であるリスクがあります。

また、価格だけでなく、防火規制や土木事務所の見解によっては、ヨーロッパ製や中国製の輸入ドームテントの採用が不可の場合がありますので、購入前にご相談ください。

 

Q5.ドームテント型のグランピング施設の売上はどれくらいですか?

全国グランピング協会が企画プロデュースしているグランピング施設では、1棟当たり1600万円前後のグランピング施設が多くなっています。中には、2000万円/年(1棟)を超える施設も複数あります。他社事例では、1000万円/年(1棟)に到達できていない事例が大半です。

ひどい事例では、100万円/年(1棟)という事例もあり、これがドームテント販売業者の直営施設だったりします。

売上高とドームテントの仕様に相関性はありませんので、施設全体の企画と集客ノウハウが重要になります。

 

Q6.ドームテントは強風でも大丈夫ですか?

耐風試験を行っているメーカーのドームテントであれば、風速35m程度まで持ちこたえることが立証されています。

近年の気象条件の変化により、35mが十分な値ではないため、天気予報に基づく、運営指針により、利用者の安全を確保することが大切になっています。

 

Q7.ドームテントは雪にも耐えられますか?

オペレーションの仕方を工夫すれば、全く問題ありません。1m程度の積雪でも、問題なく運営できています。オペレーション上の工夫がない場合は倒壊リスクがないわけではありません。詳細については、お問合せください。

また、ヨーロッパ製のドームテントは気密性が低く、冬季に「寒い」というクレームを受けやすいので、注意が必要です。

 

Q8.ドームテント型のグランピング施設は一過性のブームではないですか?

グランピング自体は、一過性のブームではないと考えていますが、ドームテント型グランピング施設は今後、競争環境が悪化する可能性が高いと判断しています。

また、土木事務所の見解の変化により、今後は施設の運営に関する指導が難化するリスクがあります。

全国グランピング協会グループでは、ドームテントの先を行くオリジナルテントの開発を進めており、2021年秋シーズンより、全国で設置を進めていきます。詳細については、お問合せください。

 

Q9.トイレやシャワーはドームテントの中に設置した方がよいですか?

基本的にトイレやシャワーは別棟で設計することを推奨します。建築基準法への適合を考えた場合、トイレやシャワーをドームテント内に設置することは、グランピング施設の開発自体が進まない原因になります。詳細はお問合せください。

 

Q10.ドームテントの外幕の汚れは、どのように対処すればよいですか?

基本的に外幕に汚れが落ちやすい加工がしてあるドームテントを採用してください。

特にヨーロッパ製のドームテントは汚れが落ちませんので、採用しない方がベターです。設置場所の環境にもよりますが、2年~3年程度で交換が必要になります。放置すると、見るに堪えない状態となり、クレームの原因となります。

 

以上のように、グランピング事業を成功させるためには、法規制・運営実務・集客に精通している必要があります。単純にドームテント販売事業者からテントを購入するだけでは、事業成功に困難が伴うことも多いと思います。

ドームテント型のグランピング施設をお考えの方は、購入前に、ぜひ、お声掛けください。

 

全国グランピング協会の施設支援モデル

全国グランピング協会は、㈱グランシーズ、㈱にしがき、㈱ブッキングリゾートと連携し、全国各地のグランピング施設の開発に取り組んでいます。

我々のビジネスモデルは基本的に、プロデュース料は無償対応し、施設開業後の集客支援業務において、予約金額に対する手数料10%をいただく形態です。

クライアントの皆様からは、「大手OTAの手数料は当初から見込んでいるし、10%を払うのは問題ない。本当に企画や開発支援業務は無料対応で良いのか?」と質問をいただくことが多いです。

集客力に絶対的な自信がありますので、この形態を貫いています。

ただ、実績を出すためには、「相応の広告費や人件費が必要になりますので、売上や利益の予算を設定し、そのラインをクリアできている限りは、独占的に販売をさせていただくこと」をお願いしています。

先述したように、全国のドームテント型グランピング施設は、2022年のハイシーズンには、100施設を優に超える勢いで増加しています。

一覧表をご覧になられ、「知らないグランピング施設がたくさん掲載されている」とお感じになられた事業者様も多かったのではないでしょうか。

集客については、対策を真剣に考えないと、ともすれば「知らないグランピング施設」となってしまうリスクがあります。

一般のエンドユーザーはグランピング事業を検討される事業者様ほど真剣にグランピングを研究していませんので、あなたのグランピング施設が広く認知されることは、相応のノウハウがないと難しいと認識していただければ幸いです。

 

「じゃらん」には26,000件を超える宿泊施設、「楽天トラベル」には33,000件を超える宿泊施設が掲載されており、巨大サイトの中で計画したグランピング施設を見つけてもらうのは、相当に難しいことは容易に想像できるかと思います。

グランピング施設は大型ホテルと比較すると、どうしても客室数が少なく、大手OTAからみると、予約獲得に際しては、優先順位の低い掲載施設となります。

この点を十分にご理解いただき、周到な事業計画を立案していただきたいと思います。

弊協会の取り組みにご関心をいただけましたら、ぜひ、お問合せをお願い申し上げます。

 


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